陰と陽

2002年10月21日
ある友人と久々語った。
彼女は、一見おしゃれでかわいくて真面目そうな普通な子。
でも実は人には言えないような「バイト」をやっている。

借金があるわけではない。
親の愛を受け、ちゃんとした家族がいる。
でも、抜け出せない。

友達としては、止めるべきなのかもしれない。
でも私はそれをしない。
彼女はその「バイト」によって、精神のバランスを保っているから。。。

昔から情緒不安定なところがあった。
消極的ではあるが、死への願望もあった。
私の何百倍も本を読んだり音楽を聞いていたことも、逆に良くなかった。
彼氏ができると、彼に依存しすぎて辛くなり自分から別れた。
一人になった彼女には、「死に近い生」という言葉が一番似あった。

「バイト」の時は、自分が求められている。
彼女はその感覚を失うのが怖くて、いまだにそれを止められない。

「やめなよ。」

自分の存在意義を見てみぬふりをしてた私に、
そんなことは言えなかった。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

そんな話を、ある男友達に語った。

そーすると彼は、今日会ったかわいい女の子の話をした。
その子に会えてしゃべれれば、自分は幸せなのだそうだ。

「つまり、これが真理じゃねぇ?」

頭でっかちになっていろいろ考えても、
今さらどーにかなるわけでもないし。
小さなことで喜んで、それで生きていられればそれでいいじゃないか。

確かに、
おいしいものを食べておいしいと感じ
キレイなものを見てキレイだと感じることができれば
私は幸せだと思う。


思案の秋。
答えはでない。

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