なんだか急にコラム日記。
2002年7月10日台風がやってくる。
私は、どちらかと言えば生真面目なほうで
ちょっとくらいの風邪だったら
無理をしてでも学校に行くタイプだった。
ずる休みなんてもってのほかで
小学校では1日も休まず学校に通い
皆勤賞なんかもゲットした。
そんな私が唯一、おおっぴらに休める平日。
それが「台風の日」だったのだ。
「台風のため、明日の学校はお休みです。」
こんな連絡網が早く来ないかと
電話のベルが鳴るたび、期待と緊張を抱えて受話器の元に走り
穏やかな部屋の中から、荒れた空を眺めていた。
でも大抵の場合、
寝ているうちに台風は北上し
淡い期待を打ち砕く快晴が目覚めた私を待っているのだ。
前日の夜までのドキドキ感。
それだけを残して、私はいつも通りの生活を繰り返す。
私にとって台風は、日常に突如登場する非日常、
たるんだ生活のちょっとしたスパイス。
規則正しい生活に縁のなくなった今でも
台風が近づいてくると
小学生の頃のドキドキ感がよみがえる。
明日は暑いらしい。
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